グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

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ニュース 2024年

国連グローバル・コンパクトの年次フォーラム、初の日本開催に59カ国から参加 ~オジャンボ国連事務次長補 兼 国連グローバル・コンパクトCEOも来日~

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国連グローバル・コンパクトでは、本部にあたるニューヨークのオフィス、および世界各国・地域で活動するローカル・ネットワークの職員の一部が年に一度、コーポレート・サステナビリティの推進に向けた活動方針等を話し合う、「ローカル・ネットワーク年次フォーラム」(Annual Local Network Forum、以下「ALNF」)を開催しています。

2024年のALNFは、3月19日から21日にかけて、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)がオフィスを構える国連大学本部ビルで開かれ、国連グローバル・コンパクトと世界58か国のローカル・ネットワークの職員計153名が来日しました。GCNJは開催国のネットワークとして、国連グローバル・コンパクトの一部職員と共に、イベントの企画や会議の運営等を担いました。

ALNFの開催に合わせ、3月18日および19日には、国連グローバル・コンパクトの理事会に相当する国連グローバル・コンパクト・ボード・ミーティングも開かれました。2日目には、同ボードの議長であるアントニオ・グテーレス国連事務総長も、オンラインで参加しました。

ALNFでは、SDGs推進のためのForward Faster(フォワード・ファスター)イニシアチブへの企業の参画推進、政府との連携、政策提言に向けた戦略等をテーマに、各国・地域から集まった参加者たちが活発に議論を展開。同会議の開催にあたっては、必要な一部物品の提供や、海外からの参加者にサステナビリティへの取組みを紹介する見学ツアー受け入れ等の形で、GCNJ会員企業数社にご協力いただきました。(以下写真4点のみ、GCNJ職員が撮影。Photo:GCNJ)

3月19日には、海外からの国連グローバル・コンパクト関係者と日本の会員団体との間の知見共有や交流を目的として、GCNJでは、フォーラム&ミキサーと題したイベントも併催。欧州で進むサステナビリティ規制の最新状況や、国連グローバル・コンパクトが会員企業向けに提供している様々な活動・研修機会の活用法等が紹介されました。

また、期間中はサンダ・オジャンボ国連事務次長補 兼 国連グローバル・コンパクトCEOも、同職に就任以来、初めて日本に滞在。3月18日に国連大学本部ビルで開催されたハイレベル・ミーティングでは、会員企業12社のCEOや役員と、気候変動対策やジェンダー平等について意見を交わしました。さらに、日本経済団体連合会(経団連)、経済同友会、外務省、経済産業省、国際協力機構(JICA)、国連大学を表敬訪問したほか、一部国連機関の駐日事務所代表との会合にも参加しました。21日には、国連大学が主催する、チリツィ・マルワラ学長との対談シリーズに登壇。加えて、日本のメディアによる取材にも応じました。

GCNJでは、こうした一連の重要なイベントの東京開催を機に、日本のステークホルダーの皆様と、国連グローバル・コンパクトのニューヨーク・オフィスならびに世界各地のローカル・ネットワークとの関係が、一層深まることを期待しています。

Photo: UN Global Compact/Robichon