ニュース 2015年
★ニューズレター2015年12月号★
更新日:★GCNJからのお知らせ★
GCNJ会員数最新情報(2015年12月22日時点)
GCNJ会員数 209企業および団体(休会除く)
アソシエイト会員 8企業
【ご報告】2015年度GCNJシンポジウム開催(12月4日)
12月4日(金)に日経カンファレンスルームを会場に日本経済研究センター、GCNJ共催のシンポジウムを開催しました。今回のシンポジウムのテーマは「SDGsで社会を変える!~企業の力で持続可能な社会を実現するために~」とし、9月25日に国連総会で採択されたSDGsに焦点をあて開催しました。当日は企業、国連機関、政府、学術・研究機関など各方面から280名を超える方々にご参加いただきました。
今回は、冒頭にコロンビア大学教授でもあり国連ミレニアムプロジェクトディレクターのジェフリーサックス氏よりGCNJへのビデオメッセージをいただきました。サックス氏にはSDGsの意義や取組む重要性などGCNJ会員企業向けのメッセージを熱く語っていただきました。続いての基調講演では、三菱総研理事長でGCNJ理事でもある小宮山宏氏に「SDGs達成とプラチナ社会」をテーマに日本が目指すべき姿について軽快にかつ力強く語っていただきました。参加者の方からのアンケートでも「勇気をもらった!」との前向きなコメントを多数いただきました。休憩後には、今年の夏に実施し、多数の会員の皆様にご協力いただいたSDGsへの取り組み状況実態調査についての結果報告発表を事務局より行い、最後に「企業の力で持続可能な社会を実現するためには?」をテーマにパネルディスカッションを行いました。今回、パネリストにはCSOネットワーク 黒田かをり氏、JX日鉱日石エネルギー 近藤奈美氏、デロイトトーマツコンサルティング 田瀬和夫氏、IHI大島千佳子氏にご登壇いただき、モデレーターには今年、GCNJ理事にもご就任いただいた大和総研 河口真理子氏に仕切って頂きました。パネリストの皆様には、元国連職員、NGOの立場からは企業に期待する事、企業の立場からはSDGsへの取組みへの姿勢などについてそれぞれご発表を頂き、河口氏によるファシリテートのもと時間ギリギリまでディスカッションをしていただきました。
今回のシンポジウムがご参加いただいた皆様にとって、様々なステークホルダーと協働し、持続可能な社会への変革を促していくために何をなすべきか、企業がSDGsについての取組みを進めていく上でのヒントなどを得られる機会になれば嬉しく思います。ご登壇頂いた皆様には、快くご登壇をお引受頂きましたこと、あらためて厚く御礼を申し上げます。また、運営にご協力いただいたサポートメンバーの皆様、ありがとうございました。今回は会場リハーサルが出来ずぶっつけ本番となってしまいましたが、臨機応変に対応してくださり、皆様のお蔭で無事にシンポジウムを終了する事が出来ました。あらためて御礼申し上げます。GCNJでは引き続きSDGsに関しての様々な取組みを推進していく予定です。
【ご報告】東日本大震災復興コレクティブアクション亘理町プロジェクト第9期終了
震災復興コレクティブアクションの亘理町での活動は、先日12月4~5日の第9期第4回の活動をもって、今年度すべての活動を終了いたしました。ご参加いただいた会員の皆様、誠にありがとうございました。本活動は宮城県亘理町のNPO法人、わたりグリーンベルトプロジェクト様と連携して2011年より行っており、第9期では2泊3日の活動を1回、1泊2日の活動を3回行い、6社55名の皆様にご参加をいただくことができました。また、今までボランティア作業としては防潮林の環境整備作業や苗木作りが中心でしたが、第9期では初めて植樹活動を行うことができ、第1回では防潮林にクロマツとコナラ・モミジ等を100本、第3回では屋敷や畑の周りにツバキを約220本植えました。今後の生長が楽しみですね。
【ご報告】COP説明会(基礎編)開催(12月18日)(@関西)
昨年に続き、本年も新規会員様、新たにCOPのご担当者になられた方を対象に、基礎編として関西でのCOP説明会を開催いたしました。7社8名の方にご参加いただき、COPの要件やレベル、実際の提出作業手順の説明などを説明いたしました。続いてGCの各種ロゴについてもご紹介いたしました。会員の皆様がGC活動に取り組む中での広報にお役立て頂ければ幸いです。会場提供頂きましたタクマ様、運営にご協力頂きました関西分科会の皆様に御礼申し上げます。
【発表!】2015年 GCNJ 10大ニュース
この1年を振り返り、事務局メンバーが選ぶGCNJ10大ニュースをご紹介します。(以下は順不同です)
(1)SDGs(持続可能な開発目標)関連の多彩な取組みの推進
5月に実施したGCNJ総会で八尋事務局長より、GCNJの2015年度重点課題の一つとして今年はPost2015への発言と行動を様々な形で起こしていくという旨を皆様にお話ししました。以降、9月のSDGs採択以前から会員・アソシエイトの皆様にはSDGsについての取組状況調査アンケートにご協力をいただきました。アンケート結果はGCNJの会員サイトにてご報告させていただいたほか、先日実施したSDGsをテーマとしたシンポジウムにおいても発表いたしました。また、SDGs採択時には国際協力NGOセンター(JANIC)、動く→動かすと共同声明を発表しました。その他、昨年度に発足したPost2015分科会を公開勉強会として実施したり、マスコミに向けてSDGsについての情報の発信やブリーフィングを行ったりとさまざまな形でSDGsについての取組みを推進しました。
(2)GCNJ法人名称変更
7月には国連グローバル・コンパクトのネーミングポリシーとの整合を計るため法人名称変更をしました。慣れ親しんだJNからNJへの変更についてしばらく戸惑いはありましたが半年たった今ではすっかり新名称が定着しています。
(3)GCNJ会員数200超え
2015年もさまざまなセクターの企業・団体よりGCNJメンバー新たに加入いただき、5月には200会員を超えました。多種多様な会員の皆様に分科会活動を始めとするGCNJのさまざまな活動に積極的に参加いただき、GCの推進を行って頂いています。
(4)ローカルネットワークアワード4年連続受賞
今年のローカルネットワークアワードは10のローカルネットワークが受賞し、GCNJは4年連続5度目の受賞となりました。UNGCよりの受賞理由は公表されていないものの、GCNJの多彩な活動が評価された証です。今年はGC15周年の記念イヤーでもあり、記念には地球をかたどったクリスタルを授与されました。
(5)基礎セミナー盛況
今年度の新しい試みとして会員・アソシエイトの新任CSR担当者をはじめCSRやGCの基礎知識を身に付けたい方々を対象とした連続セミナーを実施しました。実施にあたっては、会員・アソシエイトの皆様に企画からセミナーの講師に至るまで様々な形でご協力をいただきました。51社94名にご参加いただき、5回以上出席した参加者には最終回に修了証授与も行いました。実施報告についてはウェブサイトにてご報告しているほか、会員サイトにはセミナーに使用した資料(講師から許可を得たもののみ)も掲載しています。
(6)潘基文事務総長とのランチョンミーティング実施
3月には国連防災世界会議出席のために来日された潘基文事務総長夫妻をはじめとする国連関係者に多数ご出席いただき、GCNJメンバーの皆様とのランチョンミーティングを実施しました。短い時間ではありましたがくつろいだ雰囲気の中、事務総長とのダイアログを行いました。当日の様子はFacebookにて紹介しているほか、会員サイトでは潘基文事務総長のスピーチ要約も公開しています。
(7)明日の経営を考える会(AKK)卒業生100名到達&第8期24名で始動
AKKの第7期の1年間のプログラムが8月に終了し、2008年の第1期からのAKK卒業生が100名に到達しました。1年間のプログラムが終了後もAKKメンバー間の活発な交流は続いており、10月には、AKK Network(OB/OG会)の第2回目の年次総会を実施しました。多数の方にご参加いただき、卒業期を超えての懇親を深めるとともにSDGsについてのテーブルディスカッションも実施しました。9月にプログラムをスタートした第8期へは過去最多となる24名の方にご参加いただいており、こちらも活発な活動が進行しています。
(8)東日本大震災復興コレクティブアクション亘理町プロジェクト始動から4年
2011年10月に活動を開始した亘理町でのボランティア活動も今年で4年目となりました。今年実施した第8期、第9期の活動にはGCNJ会員企業7社より125名の方にご参加いただきました。これまでボランティア作業は防潮林再生のための苗木づくりやメンテナンス、津波の中でも生き残った防潮林内の環境整備が中心でしたが今年は活動の一部に植樹も加わりました。現地のニーズも踏まえつつ、これまでの木曜~土曜の2泊3日プログラムだけでなく、土日、金土など1泊2日プログラムも企画し、より多数の方に参加いただけるような形で活動しました。
2015年度の活動についてはウェブサイトでも紹介しています。
(9)10周年記念誌発刊
GCNJのこれまでの歩みをアーカイブとして一覧化することを目的に制作をした10周年記念誌を発刊し、6月に実施したGCNJ年次総会でお披露目しました。2014年より事務局メンバーが中心となり、また多数の会員の皆さんにもご協力いただき情報をコツコツと拾い集め、約1年半を経てようやく完成にいたりました。
(10)会員サイトリニューアル
今年は会員サイトの全面リニューアルも行いました。より会員・アソシエイトの皆さんのコミュニケーションが活発に行えるように旧会員サイトの情報を整理し、全体の構造の見直しを行いました。
★国連GCの最近の動き★
世界の会員数最新情報(2015年11月30日時点)
・Business sector 8,325(新規144社)
・Non-Business sector 4,906(新規39団体)
COP21に連動した国連GCの発表
気候変動対策の新しい枠組みに関する歴史的合意「パリ協定」の採択を受けた国連GC オフィス所長リサ・キンゴ氏のメッセージはこちら。
ケアリング・フォー・クライメイトのビジネスフォーラムからのメッセージはこちら。
著者:(社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン 事務局
編集:(社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン 事務局
【お問合せ先】
(社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
TEL:03-5412-7235 FAX:03-5412-5931 Email:gcjnoffice@ungcjn.net
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